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魅惑のインド編② ~私も騙された!?~

  出発前に(大将の小説でご存知のとおり)大将が骨折をするというハプニングがあり,インド行きを迷いましたが,またまた大将の言葉に甘え,みんなにも迷惑をかけながらもついに出発の日が来た。6:00AM,ちょっと心配そうな両親に「行ってくるね。」と平気そうな顔で声をかけた。「気をつけて」「うん・・・」。さまざまな思いを胸にセントレアへ。
  10:10AM,ついに飛行機が動き出した。私は飛行機が飛び立つ瞬間が好き。すごく気持ちが引き締まる感じがするから。小さくなっていく街を見る寂しさと,雲の上に向かって突き進んでいくワクワク感を感じながら「もう戻れないよ,がんばれ!!」って自分に気合を入れる。シンガポールで乗り継ぎ,デリー行きの機内の中で平然を装っていたが,すでに私は少し緊張していた。当たり前だが,周りはインド人ばかり。周りから微妙な視線を感じる。ガイドブックに荷物を盗られたり,騙されたりとトラブルが耐えないことが載っていた。特にデリーで多発している。空港でさえも危険らしい。そのデリーに夜に着く。しかも泊まるところも決まっていない。そんな不安が私を緊張させていた。インドへ行った友達も他の友達も「のもちゃんなら絶対大丈夫」と言ってくれたが本当に大丈夫なのかなぁ?と不安になっていた。
 現地時間で9:40PM,ついに到着。到着ロビーに群がっているインド人たちを見て,荷物をしっかり背負い直し,不安を消し去るように「ここからがスタート。よし,行くぞ!」
いよいよインドの旅がはじまった。
 
まずは公衆電話を探したら列が出来ていたので,私も並んだ。シンガポールでインドルピーに両替をしたがコインは持っていなかった。電話を使っている人の横に人がいて使い終わったらその人にお金を渡していた。私の番になり,その人にシステムを聞いていたら私の前に使っていた女性が「これ使って。」と,親切にコインをくれた。そしてガイドブックに載っているゲストハウスへ電話をかけ予約は取れたが,空港までは迎えにきてくれないと言うので,自分で街まで行かなくてはいけない。さっきもらったコインを渡し外へ出ると,アジアを感じさせる熱気でムンムンしていた。車は渋滞して動かないのに,我先へと言わんばかりにホーンを鳴らし続けている。日本では考えられないくらいだ。そんな中タクシーのドライバーたちがしきりに声をかけてくる。
「No,thank you」と言いながらバス停を探したが,全く見当たらない。人に聞いてもあっちとかこっちとかどこだよ!!と思いながら歩いていたら,一人のドライバーが声をかけてきた。
「どこ行くの?」「バス停を探してる。」「そっちは国道に出るからないよ。」確かになさそうだった。私は疲れていたのでその人と値段を交渉し80Rsでニューデリー駅まで乗せてもらうことにした。そんなやりとりをしているうちに不安が薄れていき,結構平気かも。なんてちょっと余裕が出てきたのも束の間。ドライバーが駅は危ないから宿の前まで乗せてってくれると言ってくれたが近くまできて場所がわからないからツーリストインフォメーションで聞こうといって連れて行かれた。そこから予約したところに電話をかけてもらったら,今日は予約は取れないと言われた。
どーゆーこと!?さっきはあいていると言われたのに・・・。とりあえず他もいろいろと電話をしたがすべてダメだった。ほとんどが同じ通りにあり何かがあって3日間は予約が取れないと言われた。何があったのかはよく分からなかった。どーしよう・・・?とblueになっていたらそこの人が「何処に行くの?」と言うので説明したら「ツアーあるよ。」といって見積もってきたが高くて無理だったから「自分で鉄道のチケット取るからいい。」って断ったら「日本のように買ってその日に乗れないよ。」と言われた。その人が言った事が嘘か本当か分からない。でも本当ならば私には時間がないけどどうしても行きたいところがある。確実に行くにはここで申し込まないと無理かも知れないと思いここでもまた値段を交渉しまくって$450と言われたのを$350まで下げてもらった。ドライバーが来るまでの間にふと,これってガイドブックに書いてあったよくある騙されパターンにはまってる!?と思ったが,私の場合は逆にこれてよかったかも!?とこの先に期待し,妙にポジティブになってた。

by saladman | 2006-08-03 16:07 | のもちゃんの時間 | Trackback | Comments(0)

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